ヒストリー

Timeless Livingは、心地よさを求めて私たちの長い旅から生まれました。


はじまり

マンションリフォームを始めようと思ったきっかけは、私たちの“苦い経験”からきています。私たちは長いことゼネコンに勤務して、現場監理や設計などでマンション建設に携わり、それこそ数え切れないほどのマンションをつくってきました。1つ1つ魂をこめて一生懸命つくってきましたが、なぜか達成感がありませんでした。むしろ「切ない思い」がありました。

切ない思い

たとえば、マンションは引き渡し前に、完成した部屋をお客様にチェックしてもらいますが、そのときに同行した購入者の親御さんから、「こんな安物の障子なのに何千万円もするのか!」などといわれてしまうのです。ほかの部屋も見てもらっても、いわれるのはマイナスな評価ばかりでした。
また、いわゆる「億ション」と呼ばれるマンションの完成内覧会のとき、お客様がリフォーム会社の方と一緒に来場され、手で壁をポンポンと叩きながら、「この部分は壊せるわよね」とプランや内装材の変更について話しはじめました。初めから内装を壊してやり直す前提で購入していたというのです。『それなら内装をつくらずにスケルトンでお渡しすればよかったのではないか』『これまで1年以上もの年月をかけて多くの職人さんたちと一緒になってつくってきた苦労は何だったのだろう』と、力が抜ける思いでした。
一生懸命仕事しているのにもかかわらず、お客様に喜んでもらえていない、頑張れど頑張れど感謝されない。どうしてかなぁ、と悩みました。

新たな出発

私たちがつくってきたマンションというのは、今思うと「お客様からクレームがこない」ことを目的としていたように思います。素材は汚れにくい化学建材を使い、間取りはある一定の広さの中に、キッチンやリビングなどを無難に配していく。つまり、お仕着せの住まいだったわけです。それがお客様が求めているものと大きくズレているのではと考えました。
当時痛切に思ったのは「お客様の喜ぶ顔を見たい!」という思いでした。仕事の達成感が味わえないのも「お客様の喜ぶ顔」が見られないからだと。お客様の喜ぶ顔を見るために仕事をしよう、そのために働こうと考え、新たな組織を立ち上げました。
そして、「お客様の喜ぶ顔を見る」ためには、まずお客様が何を求めているものを知りそれを満たしてあげることが重要だと考えました。そこで“お客様の声”を知ることができる場所を探しましたが、新築マンションや建売住宅の会社では知ることはできません。もっともよくわかるのはリフォーム会社だろうと考え、マンションのリノベーションを手がけている会社と仕事を始めました。

満足のカギ

当初、漠然と考えたのは、「デザイン性」ということでした。格好いいデザインならお客様は満足してくれるのではないだろうかと思っていました。ところがそのあと別の会社と仕事をし始めて、「本当にそれだけでいいのだろうか」と考えるようになりました。
そう考えさせたのは自然素材を扱う会社でした。新築マンションの場合、中に入ると化学的な新築特有のにおいがして、それが当たり前だとずっと思っていました。ところが自然素材の家は、新築にもかかわらずそうしたにおいがまったくしないのです。家の中にいると、すごく気持ちがよくて会話も弾み、つい長居してしまいました。そうした経験は初めてのことです。
『どうしてかなぁ』と考えてみると「素材」ではないかと。人は自然素材に囲まれた空間にいると、不思議と落ち着いたり、やすらかな気持ちになることがわかりました。「素材がもたらす“空気感”が人に与える影響というのはとても大きいんだ」ということをそのとき肌身で感じたわけです。眼を閉じて身体が感じる事を、お客様にお伝える必要があるだろうと。
そしてもう1つ強く感じたことがあります。ひとことで言うと、空調の発達した現代のマンションの室内であっても、「日本の風土に合わせる」ことの大切さです。
窓の気密性が高く、内装が新建材でできた現代のマンションは、昔の家に比べて、夏は湿気が高く冬は乾燥し、そして24時間途切れることなく揮発性の化学物質によって身体にストレスを与えます。日本で大切にされてきた湿度・温度・風・光そしてきれいな空気を忘れた室内は、流行のインテリアデザインであっても心地よさが足らないと思います。住まいの本当の心地よさとは、身体にやさしくあることだと。視覚だけのデザインをしていた頃にはわからなかったことです。
本当にいろいろな経験を通じて私たちがようやくたどり着いたのが、「自然素材を上手く使って、日本の風土に合ったデザイン性の高い住まいにすること」でした。視覚化や数値化のできない「感覚」をデザインすること。このことに注力し独自のデザインルール「Timeless Livingコンセプト」をつくりました。

「Timeless Livingコンセプト」

嬉しいことに、すぐにご理解頂けるお客様がいらっしゃいました。この「Timeless Livingコンセプト」でリフォームをして頂き、数年経った今、とても心地よくそして素敵に暮らしていらっしゃいます。 その後、この「Timeless Livingコンセプト」の効果を確認するために、あえて高級マンションの多い地域で、ヴィンテージマンションとして有名な物件を購入し、スケルトンリフォームを行い、生まれ変わったリフォーム済ヴィンテージマンションとして3年間で7件を販売いたしました。
都心のこのような地域ですので、高級マンションを見慣れた方達が多く見に来られましたが、大勢の方から高い評価を頂き、『このようにリフォームしたい』とリフォームのご依頼も頂き、実現しています。
実際にリフォーム済マンションをご購入頂いた方達は、大変高額な物件にも関わらず、一目惚れでご購入頂き、実際にお住まいになってからも、その心地よさに高いご満足を頂いています。
これまでTimeless Livingとして50邸を数えるまでになりましたが、とても不思議なことに、どのお客様も共通して『家が一番心地よいから、どこに行っても直ぐに帰りたくなる』との声を頂いています。ホテルやレストランよりも居心地の良い「住まい」が実現したのだと、実感しますね。お子様のいるお宅やペットを飼っているお宅では、『以前より穏やかで元気になった』とのお話もあり、人だけでなく動物までも「心地よさ」を実感してるのだなと思います。
どのお客様もリフォームを終えてからもお付き合いをしておりますので、10年後20年後に、自分好みになったお部屋で心から寛ぐ姿にお目にかかれることが何よりも楽しみです。